施工事例
史跡新庄藩主 戸沢家墓所
江戸時代最上地方一帯を治めた戸沢家の墓所であり、新庄藩主戸沢家歴代の菩提寺国指定史跡。
御廟所は、当地では御霊屋(おたまや)と呼ばれ、建立された順序は、瑞雲院1号棟(1704~1721推定)・桂嶽寺御廟所(1724)・瑞雲院2号棟(1742)・3号棟(1747)・4号棟(1782)・5号棟(1788)・6号棟(1798推定)の順になります。
造りは、単層宝形(ほうぎょう)造りで、大きさはそれぞれ違いますが、いずれも絵欅(けやき)造りで石場の上に土台を据え、丸柱を建て柱間に厚い板をはめこんで壁としています。
入ロは観音開きの扉、床は石畳で板敷きはありません。屋根は全て茅葺きですが、桂嶽寺御廟所だけは近年木羽葺きに替えらています。
歴代藩主の墓が一堂にあるので1700年代の初期から後期までの約100年の建築様式の変化とその時代の特色をみることができます。