施工事例
大條家茶室此君亭
大條家茶室は、江戸時代後期の天保3(1832)年、伊達家28代(仙台藩12代藩主) 伊達 斉邦(だて なりくに)が、家臣 大條 道直(おおえだ みちなお)に与えた茶室です。東西3間半、南北4間の規模で、南面に半間幅の庇が付く木造平屋建ての建造物で、平面は踏込床を設けた三畳台目、床と書院を備えた四畳半、一間半の床と一間の床脇を備えた十畳で構成されます。
伊達家から拝領した当時の茶室は、仙台川内にあった大條家の屋敷内にありましたが、明治維新後の明治 21 年(1888)年に 川内の大條屋敷用地が陸軍省用地として買い上げられたため、大條家の屋敷移転に併せて仙台支倉へ移築されました。その後、茶室は、昭和7(1932)年に大條家の居所・山元町坂元の「坂本要害(通称:蓑首城)」に再移築され、現在に至ります。
今回の工事は東日本大震災にて致命的なダメージを受けた基礎・屋根・土壁などの大修復をおこないました。作業にあたっては、数十年後の再修理を見据え、日本各地の文化財建造物と同様の手法で修復をおこないました。
工期:令和5年12月~令和6年9月







